« 明日に架ける橋 | トップページ | 翌日の食事 »

2008年8月31日 (日)

クロカンブッシュ

自分のウェディングケーキは母親と手作りにしたい。

その夢のとおりに二人で作りました。
クロカンブッシュ。

お菓子づくりが得意な母。
小さいころから、誕生日ケーキはいつも手作り。
うれしかったし、それが当たり前すぎたために
本当にすごいことなんだな、って気がついたのは
結構大きくなってから。

一緒にクッキーを作ったり、ケーキを焼いたり。
母娘でお菓子づくりの思い出もたくさん。
母のお菓子などを作っている姿が大好きなこともあり
ウェディングケーキも、というお願いをしました。

肝心なシューケーキはすべて母が焼いておいてくれました。
ものすごい数のシューケーキを毎日毎日焼いてくれてました。
この期間は実家にいなかったので、焼いている姿を見ることは
出来なかったのですが、すべてシューケーキで
三角にするその量はすごい大変だったと。。。

挙式前日、実家に行き、限られた時間の中、
積み上げ、作っていくことにしたのです。

三角の筒を作る。
まず、これがなかなかうまく行かずにもたつく私。
母にカラメルを次々作ってもらう。汗だく母。
中に、シューに熱いカラメルをつけながらつめていく私。
最後に熱いカラメルを筒にさらに流し込む。

このあと、わたしの大失敗。

早くに、筒(型)をはがしすぎて
崩れるシューケーキたち。
そもそも、つめこんでいくときのカラメルの量のミスもあり
崩れつづけるシューケーキたち。

ちょうど、母が買い物で少し家をあけた時でした。

毎日、一生懸命焼いてくれたこと。その母の気持ちがわかっていたので・・・そして、いままでのいろんな想いが重なり、そして、そしてあぁ、私は本当にお嫁に行くんだな、やっぱり寂しいな。。。。その気持ちでいっぱいになり、わたしは涙が止まりませんでした。

「ありがとう」「ごめんね」

母が戻り(その時は私は泣き虫終了ね!)
「こんなになっちゃった。ごめんね。」
「明日、どうしよう」と、私が言うと

「大丈夫、大丈夫」

と言って、
まだ、あっつあつの雪崩れたシューケーキを
素手で三角に整え始めました。

涙があふれて止まりませんでした。

その姿は、一生忘れないです。
わたしもいつか、こんな風に
「大丈夫、大丈夫」と、出来るのでしょうか。

「大丈夫よ、こうやって整えればちゃんと出来るから」
「大丈夫、ママがなんとかしてあげるから」

入籍するために(役所に向かうために)移動する
タイムリミットのわたしたちを笑顔で送り出してくれました。
用意しておいたレースなどを置き、わたしは実家を出ました。
本当に最後のさいごまで、ごめんなさい。。。

当日、わたしの目の前に登場したクロカンブッシュは
本当に本当に素敵なものでした。
あの雪崩がうそのよう。
挙式前日は、ゆっくりしたかったろうに。
たぶん、すごい大変だったと思う。
それに持ってくるのも相当重かったはず。

自慢の母の最初で最後のウェディングケーキ。
一生忘れません。
ママありがとう。

一日ケーキがもつようにhelpしてくれたお姉ちゃんたちもありがとう。

挙式の翌日に、夫婦でシューを食べました。
幸せ。
うまく、言葉にできません。

080831

080830

|

« 明日に架ける橋 | トップページ | 翌日の食事 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1497739/39657329

この記事へのトラックバック一覧です: クロカンブッシュ:

« 明日に架ける橋 | トップページ | 翌日の食事 »